2010年2月
はじめに
不眠症は現代社会において一般的に認知される病気になりました。
しかしながら、不眠症の原因や対策、治療法などについての基礎知識は意外としられていないのが現実です。
ただ不眠症の薬を飲めばよいという風潮があるように感じます。
確かに薬を服用する必要性は否定できませんが、不眠症の原因をしっかりと理解し改善しなければ、不眠症の抜本的な解決になりません。
このサイトでは不眠症についてのさまざまな情報を発信していきますので、是非参考にして頂ければと思います。
なおカテゴリごとに記事が分類されていますので、調べたい事だけ調べる事も可能です。
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不眠症とは
不眠症とは一体どのような病気なのでしょうか。不眠症は眠りの質を損なう、睡眠障害の一つです。
単に睡眠時間が短いというだけでなく、眠りたくても眠れないという苦痛の要素が強いのが特徴。
寝つきが悪い(入眠障害)、眠っても何度も目がさめる(途中覚醒)、目が覚めるのが早すぎる(早朝覚醒)、眠っても疲れが取れない(熟眠障害)といった自覚症状が見られます。
最近、この不眠症をはじめとする睡眠に関する問題を抱える人の数は増加の一途を辿り、5人に1人が睡眠に関して何らかの悩みを抱えており、そして10人に1人が「不眠」で悩んでいるというレポートがあります。
不眠症の原因~総論
不眠症の原因は、一つではありません。色々なな要因が不眠症の原因になっているのです。
まずどのような要因が不眠症の原因になっているのか大まかに把握しておきましょう。
一般的に
①身体的要因
②生理学的要因
③心理的要因
④精神医学的要因
⑤薬理学的要因
が不眠症の代表的な原因となっています。
まず自分がどの要因に基づいた不眠症であるかを把握する事が非常に大切です。
原因を追求せずに、ただ睡眠薬を処方してもらう事はやめましょう。
原因を突き止め、不眠症の抜本的な解決を図る事が非常に大切なのです。
不眠症の原因~身体的要因
不眠症の原因には様々なものがあることは説明しました。不眠症の原因の一つとして、身体的要因があります。
では身体的要因とは一体何の事をいうのでしょうか。
この身体的要因とは、身体に何らかの疾患がある場合をいいます。
例えばアレルギーによるかゆみなどが原因で眠れなくなる場合などです。
代表的な身体的な原因を列挙しますので覚えておきましょう。
①胃潰瘍などの消化器疾患
②心不全などの心疾患
③気管支喘息や睡眠時無呼吸症候群などの呼吸器疾患
④アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患
⑤脳血管障害などの脳神経障害
⑥内分泌代謝疾患
以上に挙げたものが原因で不眠症になっている場合はそれぞれの原因を扱っている専門医の指導を仰ぎ、速やかに治療しましょう。
不眠症の原因~生理学的要因
不眠症の原因として、生理学的要因があります。今回は不眠症の原因の一つである生理学的要因について説明します。
不眠症の生理学的要因とは一体何なのでしょうか。
生理学的要因とは環境の変化や騒音、温度や湿度の環境が原因により不眠症の原因になっている場合をいいます。
例えば海外旅行に行ったときに起こる時差ぼけや、夜勤等で昼夜が逆転し、深夜勤務になったために眠れなくなる場合などが考えられます。
生理学的要因で不眠症になった場合には生活習慣を改めることにより改善できます。
不眠症の原因~心理的要因
不眠症の原因の一つである心理的要因について説明をします。心理的要因とは一体何なのでしょうか。
心理的な要因とはストレスや精神的ショックが不眠の原因になっている場合のことをいいます。
もっとも多い原因がやはりストレスでしょう。
たとえば音楽の発表会が近づいてきて不安で一杯の場合や学校や職場での人間関係が上手くいかず悩んでいる場合などが考えられます。
音楽の発表会などは大体、一時的のものなので発表会が終われば解消するでしょうが、職場での人間関係などはすぐに改善されるとはかぎりません。
解消されなければストレスはたまりつづけ、慢性的な不眠症になりかねません。
このような場合には職場をかえるか、ストレスを解消する事が必要になります。
不眠症の原因~精神医学的要因
不眠症の原因の一つである精神医学的要因にいて説明します。精神医学的要因とは一体何なのでしょうか。
精神医学的要因はうつ病、神経症、統合失調症など、すべての精神疾患が原因で不眠が発現する場合をいいます。
精神疾患の方の多くは、不眠を訴えます。精神的に不安定で興奮した状態であるため、眠ることができなくなるわけです。
精神医学的要因が不眠症の原因になっている場合はまず原因となっている精神疾患を治癒する必要があります。
原因となっている精神疾患を治さなければ不眠症を治す事は困難でしょう。
精神医学的要因が原因の場合は専門医に相談しすぐに原因となる精神疾患の治療に努めましょう。
不眠症の原因~薬理学的要因
不眠症の原因の一つである薬理学的要因にいて説明します。薬理学的要因とは一体何なのでしょうか。
薬理学的要因はアルコール、タバコ、降圧薬、ステロイド、甲状腺剤などが原因となっている場合をいいます。
例えばコーヒーに含まれるカフェインやタバコに含まれるニコチンには覚醒作用があります。この作用で眠れなくなった経験をした方は多いのではないでしょうか。
あとアルコールは眠れるじゃないかと反論があるかもしれません。
ただアルコールを飲んで寝ても体がアルコール分解などのために眠ることができず、眠り自体が浅くなり、すぐ目覚めてしまいます。
これではしっかりとした睡眠とは言えません。
薬理学的要因で不眠に陥っている場合には薬理学的要因を排除するようにしましょう。
就寝前のコーヒーやタバコ、アルコール等の摂取を控えるようにすれば改善に向かうでしょう。
不眠症の症状~入眠障害
不眠症の中で寝つきが悪いというのは、入眠障害と呼ばれるタイプの不眠症で、不眠症の中ではこの入眠障害がもっとも多いといえるでしょう。入眠障害タイプの不眠症は、夜布団に入っても何時間も眠れないという症状を指します。
ただ一日だけ朝まで眠れなかったというだけでは入眠障害タイプの不眠症とはいえません。
では一体、どのような場合が入眠障害タイプの不眠症といえるのでしょうか。
具体的には布団に入っても1時間以上眠れない症状が1週間以上続いた場合、入眠障害タイプの不眠症だと思ってください。
入眠障害タイプの不眠症は、原因を根本から改善しなければなりません。
原因の根本が改善されない限り、不眠症の症状が緩和する事は困難といえるでしょう。
ご自身が入眠障害タイプの不眠症の疑いがある場合にはすぐ専門医の診断を受けるとともにその原因を突き止めて、抜本的な治療をするようにして下さい。
不眠症の症状~中途覚醒
年をとると生理的に中途覚醒が発症しやすくなるといわれていますが原因がわからずそのままにしておくと慢性化してしまう可能性もあります。
慢性化すると睡眠不足が原因で日常生活に支障をきたす恐れがあります。、
例えば海外旅行に行く予定があり、ドキドキして興奮状態に陥り、中途覚醒する場合は一過性のものにすぎないので、それがすんでしまえば問題はないのですが、それとは異なり、日常生活の中に何か問題をかかえており、それが原因となっている場合には注意が必要になります。
抱えているものが気になるあまり、寝付いたのはいいが途中で目が覚め,そして朝まで何度も目が覚めてしまっては疲れがどんどんと溜まっていくと同時にストレスも溜まっていきます。
この場合は根本的な問題を解決すべく専門医の診察をうけるといいでしょう。